昨日の午後、伊丹市の旧岡田家住宅・酒蔵で開催された桂文我独演会に行ってきました。私の地元の図書館には文我師のCDや本がたくさんあります。繁昌亭等の寄席には出ず、独自の活動を展開している上方の実力者です。昨日はあらかじめネタを決めてこなかったとのことですが、酒にまつわる噺ということで前半は「らくだ」に。この噺、無理強いされた酒で人格が豹変してゆく紙屑屋の描写が最大の見せ場だと思うのですが、文我師の高度な表現に没入させられました。また、多く落語家のように「葬礼(そうれん)」とは語らず、現代語で「葬式」としているところ等は鑑賞者への配慮かもしれません。1時間の大ネタだけに「冷酒(ひや)でいいからもう一杯」の下げには至らず、紙屑屋と脳天の熊五郎が漬け物樽の棺桶を天秤棒で担いで出発するところで終了です。中入り後の「幽霊飴」は初めてでしたが、前半と対比させてチルアウトの趣を感じました。そんなことで、S110は持っていたのですが、写真は殆ど撮りませんでした。